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アルミホイール修理

アルミホイール修理 アルミホイール修理
アルミホイールのクラック修理です。
5センチくらいクラックが入っています。しかもオーナーによって穴まで空けられています。
クラックの最終部分に穴を開けるのはOKなのですが、穴の形状が大事なのでウーンとうなってしまいます。
たまにこんな仕事が入ります。ジムカーナなどで頻繁にホイール曲げたりして急いで直してくれとかの場合ですね。
今回の場合はホイールの歪みも無く、クラックがホイールの裏側という事で引き受けました。
ホイールの表側に損傷がある場合は専用の大型旋盤が必要になります。
ホイール修理専門店に出す方がいい場合もあるし、新品にする方が安い場合もあります。

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アルミ溶接は下地処理が重要です。塗装をはがしてキレイな状態にしていきます。
クラック部分を大胆に削ります。アルミの場合クラックの部分を溶接トーチで溶かしてもクラックは無くなりません。
クラック全部を穴の位置までV字型に削り取って(溶接用語で開先という) そのV字の部分にアルミを乗せて行くという溶接方法になります。
溶接した反対側はアルゴンガスでシールドされない為、当然アルミは酸化します。
片側を溶接した後、酸化した反対側を又V字型に削り、完全に地肌を出してアルミを溶かし込んでいきます。
ほんの少しでもゴミや油分が付いているとアルミ溶接はできません。念入りに作業します。

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開先の写真、溶接途中の写真を撮りそこねました。
盛り上げた溶接部分をビートカットして溶接終了。
塗装して完成です。
もし神のような溶接が出来たとしても、強度は元の8割とされています。 200キロ以上のスピードを出すのは止めましょうね。