バイクショップ ランポートホンダの店長(やっチャン)のしょ~も無い事
セロー謎の故障
ヤマハ セロー225のエンジン不調で修理の依頼をいただきました。
エンジンは何とか掛かるのですが、、、高回転まで綺麗に回ってくれません。。。
そして、マフラーからランエボのミスファイアリングシステムのようなパンパンと破裂音が。。。
う~む・・・・・
点火しきっていないのか??
圧縮不良か???
もしやキャブの不調??
悩める子羊チャン状態です。。。
なぜかタイミングライトでは見れなかったのですが、夜になると真っ赤にマフラーが加熱しています。
これは経験上、点火時期が異常に遅い証拠!!
でもCDI点火なのになぜ遅いのでしょう??
確認の為に点検しますか♪

ジャキ~ン。。。。2010年式タイミングライト♪
タイミングライト買い変えちゃいました
今回は、電池内蔵式で~す
確認した所、かなり遅ゆす~
オーナーさんに教えていただいたサイトなどを見ると初期型モデルは良くあることらいいです。。。

と言う訳で次の型からは対策済見たいなので今回は2LN型のCDIを使います。。。。
配線図のコピーをゲットし作戦スタートです
作戦名カモシカ救出大作戦!!in Japan

さらば旧型CDI
配線を加工して取り付けてみましたの図

これでかかるはず♪
予定ではね
結果発表
問題有でかかりません
あぁ・・・・はかなか也・・・社長召喚か・・・
社長に見てもらった所
車体が1KH型
メインハーネスが2LN型そして謎のジャンプコードが・・・
キースイッチが1KH型の謎のスペシャルな仕様・・・
ここから重要なですよ
1KH型のCDIはマグネットから発電された一次コイル電源をキーONで導通、キーOFFで遮断する方法
この方式では遮断した時、逆起電力がCDIに流れてCDI内部の回線を傷めやすいと思います。
一方、
次の型のCDIは一次コイル電源を遮断せずアースに落とす事によってエンジンを切る方法です。
この方法は広く一般的に行われている方法で、キーOFFにした時、Capacitor Discharge Ignition内の電力を解放する為、
逆起電力や迷走電流が発生せず、CDIが壊れにくい方法になります。。
キーONで一次コイルを電源を遮断
キーOFFで導通
初期型とは全く逆になります。
メーカーとしては、初期型のCDIが壊れる現象が多く発生した為、2LN型から回路を変更したのだと思います。。
今回は入手しやすく、今後、トラブルが起こりにくいように2LN型のを使用しましたので、
キースイッチが1KHのでは不具合が出るのでキースイッチの内部を加工しました。

このバイクはバッテリーレス仕様にしてありましたので、問題はないでしょう♪
そういう仕様のバイクも世の中に存在してますしね
後は、ハーネスに付いている謎のジャンプコードやギボシなどトラブルの原因になりそうなのを排除!!

古い車両になりますのでアーシングをしました
これでトラブルはなくなるでしょう。。